妊婦はラーメンを食べても大丈夫?おすすめの食べ方や注意点は?【管理栄養士が解説】

妊婦がラーメンを食べても大丈夫?おすすめの食べ方や注意点は?

妊娠中は胎児の健やかな成長だけでなく安産を目指すためにも、生活習慣や食生活を見直す必要があります。

そのなかでも目安のひとつとなる体重管理と血圧管理はとても重要です。

妊娠すると分泌されるホルモンのせいで食べ物の好みが代わりやすくなります。

妊娠前まで好きだったものが苦手になったり、その逆にあまり食べなかったものを欲しくなることもあります。

ヘルシーで低カロリーな食べ物であれば問題ありませんが、ラーメンのように高カロリーかつ高塩分のものが無性に食べたくなった場合はどうしたらよいでしょうか?

今回は妊娠中はラーメンを食べても大丈夫なのか、また食べる場合の量は?週に何回くらい食べてもいいの?など、ラーメンを食べるときの注意点やおすすめの食べ方をご紹介します。

ラーメンはどうゆう食べ物?妊娠中に食べても大丈夫?

結論からいうと、妊婦検診などで主治医から禁止されている場合を除いては、妊娠中にラーメンを食べても問題はありません。

ただし、高カロリー・高塩分なので、食べ方や食べる量には注意が必要です。

ラーメンのカロリー・塩分は?

ラーメンといっても塩ラーメン、しょうゆラーメン、豚骨ラーメンなどさまざまな種類があります。

  • 塩ラーメン :468kcal(塩分5.1g)
  • 醤油ラーメン:477kcal(塩分5.1g)
  • 豚骨ラーメン:499kcal(塩分5.0g)
  • 味噌ラーメン:506kcal(塩分5.1g)
  • つけ麺:663Kcal(塩分5.5g)

参考:eatsmart

上記を見てもわかるように、一食あたり500kcal前後なので、食事として食べる場合はそれほど高カロリーではありません。

しかし、間食や夜食として食べるとカロリーの摂り過ぎになってしまいます。

塩分はどうでしょうか?日本人の食事摂取基準(2015年度版)によると目標量は1日あたり7.5g未満です。

参考:日本人の食事摂取基準(2015年度版)

ラーメン1食あたり約5gの塩分が含まれているので1食で1日の3分の2を摂ってしまうことになります。

カップラーメンやインスタントラーメンは大丈夫?

カップラーメンやインスタントラーメンは手軽だけど普通のラーメンよりも添加物が気になる、という妊婦さんもいるかもしれませんね。

最近では添加物を抑えるなどの工夫がされた商品も多数販売されているため、食べ過ぎに注意すれば妊娠中でもカップラーメンを楽しむことができます。

ちなみに、袋入りの即席ラーメンは1食あたり500~600kcal、塩分は5g~6gです。

食べるときの注意点は?

塩分に注意する

妊娠中の塩分の摂りすぎは、妊娠高血圧症候群や浮腫につながるおそれがあり、とくに妊娠前から高血圧気味の方や肥満傾向の人はとくに注意が必要です。

ラーメンの塩分はそのほとんどがスープに含まれていますので、スープを残すことで塩分量は約半分に抑えることができます。

どうしてもスープを飲みたい場合には、次の食事の塩分量を控えるなどの調整が必要です。

 

また、市販の即席ラーメンやカップラーメンを選ぶ際には、パッケージに記載されている成分表示を確認しましょう。

成分表示には、塩分相当量あるいはナトリウムと書かれていますが、ナトリウム=塩分相当量ではないので注意してください。

ナトリウムと記載されている場合、食塩相当量はその数値に2.5をかけた量となります。

たとえば、ナトリウム量が2000㎎と記載されている場合の塩分相当量は5gとなります。

最近ではレストランやラーメン店でも栄養成分表示やアレルギー成分表示を行っているお店も増えてきています。

外食をする際には、あらかじめ栄養成分表示を見て、カロリーや塩分量を確認するように習慣づけましょう。

食べる回数に注意する

カロリーや塩分に気を付けていても、毎日のようにラーメンを食べていると、栄養が偏ってしまい、体重も増加する可能性があります。

妊娠中にラーメンを食べる場合は多くても週に1~2度にしましょう。

また、主治医から体重や血圧などで指摘を受けている場合は、主治医や助産師、管理栄養士に相談しましょう。

アレルギーに注意する

ラーメンは麺に使用されている小麦だけでなく、スープを作るときに肉類や野菜類、魚介類などの使用している場合があります。

妊婦さんが何かしらのアレルギーを持っている場合は、記載されているアレルギー表示をきちんと確認しましょう。

外食先などでアレルギー表示がない場合には注文する前に必ず確認し、もしも食べたあとに口の中や周りにかゆみや湿疹などがでた場合は、病院を受診しましょう。

おすすめの調理方法は?

野菜や海藻をトッピングする

ラーメンは入れる具材を工夫することでバランスをとることができます。

自宅で作る場合には野菜やワカメなどの海藻類などをたっぷりと入れることで栄養バランスがぐっとよくなります。

とくに小松菜やほうれん草、ワカメなどカリウムを副む食品を一緒に摂ると、塩分が体外へ排出されやすくなります。

外食の際には、野菜が入ったラーメンを選択し、サイドメニューにサラダなどがある場合には組み合わせるとよいでしょう。

ラーメンと一緒に白米や炒飯などを食べてしまうと、カロリーオーバーになってしまうので注意してください。

自家製ラーメンを作る

少し手間はかかりますが、市販の生めんを使って自家製ラーメンを作るのもおすすめです。

自分でだしを取れば、塩分も抑えられるうえに添加物などの心配もありません。

バランスよい食事を心がけよう

妊娠中の食事で大切なことは、栄養のバランスを整えることです。

栄養のバランスを整えるには、1食のなかに主食、主菜、副菜の3点を揃えるということです。

主食とは、ごはんやパンなどの炭水化物でエネルギーの素になります。

主菜とは、肉や魚などのたんぱく質で、筋肉や細胞組織など体の骨格をつくります。

副菜とは、野菜や海藻、キノコ類などのビタミン・ミネラル類で、体の調子を整えるはたらきをします。

どの栄養素も妊婦さんだけでなく、胎児の成長にもとても重要な役割をもっています。

まとめ

いかがでしたか?妊娠中にラーメンを食べるときの注意点や工夫点について解説しました。

妊娠中にラーメンを食べることは問題はありませんが、カロリーや塩分の摂り過ぎに注意し、週に1~2回程度にしましょう。

お母さんだけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためにも、日ごろからバランスのよい食事を心がけ、ストレスのない妊婦生活をおくりましょう。