妊婦さんが納豆を食べるときの注意点は?【看護師が解説】

納豆が好きな人は多いと思います。

妊娠中も引き続き納豆を食べたいけど、大丈夫なのかなと疑問に思っている人がいるかもしれませんね。

妊普段何も気にしていない人でも、妊娠すると何かと心配になると思います。

赤ちゃんのために、自分の食べるものや行動が大丈夫かな、心配だなと思うことは当然です。

ここでは、納豆の栄養素、妊娠中に納豆を食べても大丈夫か、納豆を食べるときの注意点、納豆と一緒に食べると良いものなどをお伝えします。

納豆とは?

納豆は、大豆を納豆菌によって発酵させた食品です。

和菓子の甘納豆とは、別の食品です。

納豆には、血栓の発生を抑えたり、便秘を改善したりする作用があります。

カロリー

納豆50g(1パック40−50gのものが多い)当たり約100kcalです。

40gのパックも多いですが、40gだと約80kcalです。

タンパク質

タンパク質は、筋肉や内臓を作る作用があります。

また、酵素やホルモンの原料になる栄養素です。

ビタミンK

ビタミンKは、出血したときに、血を固まらせて止血を助ける働きがあります。

骨のカルシウム沈着もサポートします。

食物繊維

食物繊維は、人が持っている消化酵素では消化できない食べ物の成分のことです。

便の量を増やして便秘を防いだり、生活習慣病を予防したりする効果があるとされています。

納豆菌

納豆菌は、乳酸菌など腸内の良い細菌の増殖、有害な菌の抑制に関係する働きがあります。
ビタミンKを作るのをサポートをしています。

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼとは、納豆のネバネバ部分に含まれているタンパク質分解酵素のことです。

血栓を溶かす作用があり、熱に弱いとされています。

納豆に不安な要素は?

女性

妊娠中に納豆を食べるとき、アレルギーや食中毒、赤ちゃんへの影響などが気になるのではないでしょうか。

不安に感じる要素についてお話しましょう。

アレルギー

妊娠中に納豆を食べると、赤ちゃんへのアレルギーが気になるという人もいるかもしれませんね。

納豆は苦手な人もいますが、納豆にアレルギーを持っていなければ食べても大丈夫です。

初めにもお話したとおり、納豆は栄養価にも優れた食品です。

食中毒

発酵食品のため、食中毒が心配だという人もいるでしょう。

保管に注意して、新鮮なうちに食べれば大丈夫です。

妊娠中は、抵抗力が弱まっていますので、色々な食品で食中毒を起こす可能性があります。

保管に気をつけて、新鮮なものを食べるようにしましょう。

発酵食品

発酵食品は、カビや酵母などの微生物の働きをうまく利用して作られたものです。

食品は、発酵すると栄養価も高くなってまろやかでおいしくなります。

妊娠中に納豆のような発酵食品を食べても大丈夫です。

カビや微生物と聞くと、妊娠中に食べると赤ちゃんに悪い影響があるのではないかと気になるかもしれませんが、問題ありません。

みそやヨーグルト、烏龍茶なども発酵食品です。

納豆を食べるときの注意

納豆を食べるときに注意してほしいポイントについてお話しましょう。

納豆は、50gで100kcalありますので食べ過ぎないようにしましょう。

1日1パック(40−50g)ほどにしておくといいですね。

食べた後の確認

妊娠中は、妊娠していないときに比べて免疫機能が弱まっています。

軽い症状だったアレルギーが強く出たり、アレルギーがなくても症状が出たりすることがあるかもしれませんので、注意しましょう。

また、妊娠中は普段食べているものや家族が一緒に食べても、自分だけがお腹の調子が悪くなることもあります。

新鮮なものを早めに食べるようにして、食品の保管にも注意を払いましょう。

摂取しすぎると危険なこと

妊娠中に納豆を食べ過ぎると、カロリーオーバーになったり、栄養が偏ったりすることが心配です。

【カロリーオーバー】

納豆は、1パック(50g)で約100kcalあります。

栄養を摂りたいからといって、何パックも食べないようにしましょう。

【偏った栄養】

栄養が豊富だということを重要視して、同じ物を続けて食べることがないようにしましょう。

栄養が偏ってしまいます。

大豆製品には、他の種類もありますので色々と組み合わせて食べましょう。

大豆製品を紹介

大豆製品には、様々なものがありますので表にまとめてました。

栄養価が高く、手軽に手に入りますね。

食品名 加工方法
豆腐 豆乳をにがりで固めるとできる。固める方法によって、木綿豆腐と絹ごし豆腐がある。
味噌 蒸して煮た大豆と米をこうじ菌で発酵させたもの。
しょうゆ 脱脂大豆をこうじ菌で発酵させた調味料。
豆乳 大豆を水につけて、加熱したり潰したりして搾ったもの。
湯葉 豆乳を加熱したときに表面にできる膜。
おから 豆乳を摂った絞りかす。
凍り豆腐 豆腐を凍らせて、解凍し脱水したもの。高野豆腐とも呼ばれている。
油揚げ・厚揚げ 木綿豆腐を水切りして揚げたもの。
枝まめ 大豆が青いうちに収穫したもの。
もやし 大豆を暗い場所で発芽させたもの。
煎り豆 大豆を煎ったもの。節分などに使われる。
きなこ 煎った大豆を粉にしたもの。

バランスよい食事を心がけよう

納豆は、色々な食品と組み合わせて食べることができます。

栄養を効率よく、おいしく摂る食べ方がありますので、その一部をご紹介しましょう。

加熱しない

納豆は、加熱するとナットウキナーゼが壊れてしまってもったいないです。

そのまま食べるようにしましょう。

水分が多い状態では、50℃以上加熱しないほうがいいですね。

水分が少ないと100℃でも壊れないことがあります。

いずれにしても納豆はそのまま食べるのが、簡単に効果的に栄養が摂れますね。

薬味と共に

ネギやごま、かつお節、大根おろし、大葉などと一緒に食べるとおいしく食べられますし、ネバネバ感を抑えることができます。

マヨネーズや梅干し、のりなども合いますし、色々な味が楽しめておいしいですね。

ご飯と一緒に

納豆とご飯は定番ですが、定番なだけに相性が良いのです。

大豆と米は、お互いの不足をカバーし、タンパク質の栄養が高まります。

オリーブオイルをかけて

オリーブオイルには、オレイン酸が豊富に含まれています。

納豆にかけて食べると、血液の流れを良くしたり、骨を丈夫にしたり、さらには便秘にも効果的といわれています。

キムチと食べる

納豆とキムチとの組み合わせは、便秘に効果があります。

納豆のナットウキナーゼとキムチの乳酸菌が、便秘に効果抜群なのです。

ただ、キムチは辛く塩分もたくさん含まれているため、食べ過ぎないようにしてくださいね。

【おまけ】

妊娠中にキムチを食べても大丈夫なのかと気になった人がいると思いますので、補足です。

妊娠中にもキムチやカレーなどを食べても大丈夫です。

大盛りを何日も続けて食べるわけではありませんね。

ママが食べたものは、羊水にその風味がつくとされています。

赤ちゃんは、羊水を飲んで尿として出して、またそれを飲んでいます。

ママが食べた色々な食材の風味を味わっていると、離乳食の受け入れも良くなると考えられています。

一度にたくさんの刺激物を食べなければ大丈夫ですよ。

まとめ

納豆の栄養素、妊娠中に納豆を食べても大丈夫か、納豆を食べるときの注意点、納豆と一緒に食べると良いものなどをお伝えしました。

納豆は、大豆製品でタンパク質や食物繊維、ナットウキナーゼなどの成分を含み、栄養価の高い食品です。

妊娠中に食べても問題ありません。

ただ、たくさんたべると栄養が偏ったり、カロリーオーバーになりますので、注意が必要です。

他にもたくさんの大豆製品がありますので、色々なものと組み合わせて食べるといいですね。