母乳をやめたいママへ
母乳は一度やめると止まってしまうので、また母乳をあげたいと思っても止まっているとほとんどの場合もう出ることはありません。
まず、あなたが母乳をやめたい理由や、やめても後悔しないか、経済的には大丈夫かなどしっかり考えてみましょう。
母乳に対しての考え方や思いは人それぞれで、赤ちゃんに母乳をあげる事を嬉しく思う人もいれば、苦痛でしかないと思う人もいます。
ママの心が不安定だとその不快な気持ちが強く出てしまします。
ママは愛情を受けているか、ストレスや疲れがたまっていないか、心の状態を確認してみましょう。
赤ちゃんに愛を注ぐにはママの心も愛で満たされていなければなりません。
ママの心が不安定な時は、パパや両親、わが子など大好きな人から愛情を感じることで改善することもあります。
初乳は赤ちゃんにとって大事ですが、今のミルクは母乳に近く作られていて、栄養面も十分考えられています。
ミルクだけで元気に育っている赤ちゃんはたくさんいます。
けれど、母乳を与えることは赤ちゃんとのスキンシップになるので、できれば続けていきたいですね。
授乳でのスキンシップは赤ちゃんの心の成長にもとてもいいのですが、母乳をあげることがストレスになり、イライラしたり精神的に参ってしまい、育児が苦痛に感じたり体調を崩したりすると、赤ちゃんにとってもよくありません。
赤ちゃんにとってママが笑顔なのが一番です。ミルクになっても母乳の時と同じくらい抱っこしてたくさんスキンシップをとってあげましょう。そうすることで赤ちゃんの心が育ちママに愛されていると感じ、自分に自信が持てる子に育ちます。
また、母乳だけを飲んでいる赤ちゃんは夜間頻繁に起きることがあり、それがつらくてミルクにしたいと思う人もいます。
けれどせっかく母乳が出るのに…楽をしていいのか…など考えることがあると思います。
夜中の授乳はママが我慢できるのであれば、断乳や卒乳まで続けていけるのが一番ですが、つらい時はやもう限界と感じた時は我慢せず自分の思う通りにしましょう。
続けていきたいと思っているのに体力的につらい時は、パパに協力してもらったり、家事はしばらく手を抜いて日中はゆっくり過ごすようにして、ストレスを減らし母乳を続けてみましょう。
母乳の赤ちゃんは哺乳瓶に慣れていないためミルクを嫌がることがあります。
おお泣きしたり全然飲んでくれなかったりして、心配になるかも知れませんが、お腹がすけばミルクを飲むようになります。
ミルクは経済的にも負担が大きく手間も増えますが、飲んだ量がわかったり、赤ちゃんを誰かに長時間預けることができたりなど、ミルクにもたくさんいい部分はあります。
ミルクでも赤ちゃんは元気に育つので不安に思わなくても大丈夫です。
先輩ママたちの声
私は一人目の時に赤ちゃんが小さくて保育器に入っていたため、哺乳瓶での授乳に慣れてしまい、何度も吸わせようとしてもおお泣きして嫌がるばかりで、半月搾乳して与えたけれど体も心も限界でミルクに替えました。
だから二人目は絶対完母にして見せるって張り切ってました。
そして、二人目が生まれ初めはうまくいかないこともあったけど、あきらめず頑張って完母でやっていました。
けど、あんなに張り切っていたのに母乳をあげるのが苦痛に思えてきて、ミルクにしたいと思うようになりました。
人に見られるのもいやだし、吸われているのもいやだと思っていました。
その頃は赤ちゃんも6ヶ月になっていて、夜は30分から1時間おきに起きるし、昼は泣いてばかりで体重は減り始め、もうお手上げだったので思い切ってミルクに切り替えました。
初めは夜だけミルクにするつもりだったけど、ミルクを全然飲んでくれなかったので、お腹をすかせてミルクを飲ませたら飲んでくれました。
朝や昼は母乳にしたら、またミルクを嫌がるようになったので、もう母乳は全部やめることにしました。
慣れるまでに少しかかりましたが、赤ちゃんが夜寝てくれるようになり、気分的に楽になりました。
でも赤ちゃんへの愛情がしっかり伝わるかが心配なので、毎日たくさん抱っこをして語りかけるようにしています。
私は産後3ヶ月から仕事に復帰していました。
回りや出産した病院の方針で母乳が素晴らしいといわれ続けていたので、復帰後も母乳を頑張って続けていました。
毎日忙しい仕事に、昼休みや夜の搾乳、保育園の送り迎え、夜はまだ頻繁に起きるわが子の相手、毎日くたくたでした。
だんだんミルクに替えたいと思うようになりました。
まだ母乳が出るのに…わがことの唯一のスキンシップなのに…といろいろ悩みミルクに替えました。
ミルクに替えて経済的には負担でしたが、心も体も元気になりました。
赤ちゃんも元気に育ってくれているし、いつも抱っこしてスキンシップすると嬉しそうに笑うので、私は無理をして母乳を続けるよりミルクに替えてよかったかなって思っています。
母乳をあげられない分たくさん愛情を注いであげたいと思います。