赤ちゃんの枕は必要?選び方は?!【正看護師解説】

赤ちゃんは枕がいるの?と疑問に思ったことがあるママはたくさんいますよね。

赤ちゃんが枕を使用する目的は、大人とは違う理由です。

今回は赤ちゃんが使用する枕に注目し、使用する時期や目的、注意点などをお話します。

おすすめの枕もご紹介しますよ!

ぜひ、何を選べばよいのかわからない方は参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんは枕が必要なの?

お風呂上がりの赤ちゃん

お風呂上がりの赤ちゃん

新生児に枕は必要なの?

枕が必要であるかは、背骨の形が関係しています。

大人の背骨は、S字カーブになっています。

そのため、大人は枕で首を支えるとS字カーブを保ちやすく、楽な姿勢で眠ることができます。

これが、枕を使う理由になります。

では、赤ちゃんの背骨はというと、C字になっています。

ママのお腹の中で丸まっていたこともあり、背骨がC字に曲がっている赤ちゃんにとって、枕をする必要はあまりないのです。

赤ちゃんの時から枕を使う理由

上述したように、枕としての機能は赤ちゃんには不要です。

枕が必要になる理由は別にあります。

汚れ防止

  1. 新陳代謝が盛んなため、頭に汗をかきやすい

赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。見た目以上に、皮膚からは発汗しているもの。

常に後頭部が布団に接していれば、むれが起こり、皮膚トラブルが起こりやすいでしょう。

そのため、寝具の交換はこまめに行う必要がありますが、特に汗をかきやすい頭部分に枕を敷いておくことで、適宜交換がしやすくなり、衛生的にも安心ですね。

2.母乳やミルクの吐き戻し

個人差がありますが、授乳後に寝かせると吐き戻してしまう赤ちゃんがいます。

それは月齢の低い赤ちゃんでは仕方のないこと。胃と食道の境がまだゆるいので、寝ることですぐにミルクが逆流してしまうのです。

そういった吐き戻しに便利なグッズとして、上半身を起こしてくれる傾斜付き枕があります。上半身を起こしているので、胃の中のミルクが逆流しにくくなります。

頭の形を整える目的

絶壁の原因とは何か解説しました。

出産

出産時に狭い産道を通ることによる、頭の形のゆがみ

吸引分娩による、頭の形のゆがみ

仰向けなど同じ姿勢で寝ている

赤ちゃんが自分で寝返りをうてるようになるまでは、上を向いたまま寝ている時間が多く、後頭部が平らになりやすい

向き癖

赤ちゃんの癖で、いつも右か左を好んで向いていることから、頭の形がゆがむ

生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんの頭は非常に柔らかいです。

向き癖を2~3週間様子を見ているだけでも頭の形がいびつに歪んでしまいます。

そんな時にオススメなのが、中央がくぼんでいるドーナツ枕です。中央がくぼんでいることで、しっかりと上を向いて寝てくれます。

また、ドーナツ枕は常に上を向いた状態でも、頭にかかる圧を分散させてくれるので絶壁防止になりますよ。

抱っこの向きがいつも同じ

いつも同じ向きで抱っこをしていると、赤ちゃんの頭の同じ部分にのみ圧力がかかってしまい、頭の形がゆがむ

枕を使い始めるタイミングはいつ?

枕を使い始めるタイミングとして、目安は1歳前後です。

3ヶ月ころ、首がすわる

→首がすわることで、首周辺の背骨が反ります。

そして、6ヶ月ころに、腰がすわる

→腰がすわることで、腰周辺の背骨が反ります。

その後、ハイハイ期に入り、背骨の反り具合が大きくなっています。

ハイハイをすることで、背中の筋肉は発達します。

背骨が頭よりも後ろに出るくらい反った頃が、ちょうど1歳前後になります。

ただ、赤ちゃんの背骨の成長は個人差が大きいものなので、あまり月齢に注目せず以下を参考にしてみて下さいね。

  • 赤ちゃんが座っている時、背中よりも頭が前に出ているか
  • 眠っている時は、息がしやすそうか

これらを観察し、枕を使用する時期を決めましょう。

普通の枕を使用し始めるのはいつ?

赤ちゃんのC字カーブの背骨は、首がすわり始めるころから、徐々にS字カーブとなり、小学生の終わりにはS字カーブが完成します。

だいたい、5~7歳のS字カーブがしっかりとしてくる時期に枕を使用し始める子どもが多いです。

ただ、大人でも枕が苦手な人もいるように、好みが分かれるようです。

また、背骨の反り具合が大人と同じになるのは小学生の終わり頃なので、それまでは大人よりも低い枕のほうが快適です。

成長に合わせて、そのつど枕の高さを調節しましょう。子ども自身が快適に感じ、睡眠のサポートとして機能しているか確認してあげましょうね。

赤ちゃんの睡眠姿勢について

3ヶ月女の子

先ほど、赤ちゃんの背骨はC字型に曲がっているとお話しましたね。

そのため、赤ちゃんを寝かしつける時は、ママのお腹の中にいたように体が丸まりやすい姿勢を作ってあげると安心のようです。

例えばスリングの中は、丸まった状態になるので赤ちゃんはすやすや眠ってくれます。また、体が沈む形になっている授乳枕に寝かしつけるのもオススメです。

筆者もよく授乳枕の間に寝かしつけていました。新生児期の頃はとくに、授乳したまま眠っていくことが多いので、そのまま授乳枕ごと布団に置けば寝かしつけが完成です!

布団に下ろす時の注意

抱っこやスリングの中で寝かしつけ、いざ布団に下ろした瞬間に、赤ちゃんが起きてしまった!という経験はよくある話ですね。

これは、仰向けで寝かせようとした時に、C字型に曲がった背骨にストレスがかかることが原因だと考えられます。

赤ちゃんを布団へ寝かしつける時は、赤ちゃんの体を丸めるように横向きにしてあげると良いでしょう。

横向きで寝かしつける時の注意

横向きで寝かしつける場合、赤ちゃんが寝返りをうち、うつぶせにならないよう気をつけましょう。

特に柔らかい布団の上や、枕の上でうつぶせ寝をしていると窒息の原因となります。常にママが見守ってあげましょうね。

うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まります。なるべく避けましょう。

授乳枕で寝かしつける時の注意

授乳枕を使用する時も、赤ちゃんが動いて体が沈みこみすぎていないか気をつけましょう。

赤ちゃんの体が沈みこみすぎると、呼吸がしずらくなり危険です。こちらも常に見守りながら過ごしましょうね。

枕を使用した時の注意点

0歳児の不慮の事故死は自宅で起こっています。窒息が多く、就寝時に多く起きています。

活用できれば、便利グッズとして機能する赤ちゃん用の枕。注意点をおさらいしておきましょう。

使用している時のチェック項目を以下に挙げました。参考にしてみてくださいね。

  •  赤ちゃんの呼吸は穏やかにしているか
  •  顔色や皮膚の色は血色が良いか
  •  赤ちゃんの頭や体が沈みこみすぎていないか
  •  枕の素材はふわふわしすぎていないか
  •  ベッド周りに、赤ちゃんが払いのけられない大きなものは置いていないか
  •  長時間目を離していないか

枕の選び方

赤ちゃんの寝方・タイプに合わせる

寝汗をよくかく赤ちゃんであれば、こまめに交換ができるカバー付きの枕やタオルで代用することもできます。

吐き戻しが多い赤ちゃんであれば、傾斜つきのピロー型枕が良いでしょう。

絶壁や向き癖が強い赤ちゃんの場合は、ドーナツ型の枕を試してみてもいいですね。

水洗い・丸洗いできるもの

赤ちゃんは新陳代謝がとても活発な上、よだれやミルクの吐き戻しですぐに顔周りは汚れます。

気付いた時にすぐふき取ってあげないと、皮膚トラブルを起こす原因になります。

枕もカバーを取り外して洗えるものや、丸洗いができるものを選びましょう。

素材の確認

赤ちゃんの肌の特徴

赤ちゃんは胎脂に覆われて、産まれてきます。

この胎脂は保水性に優れており、弱い赤ちゃんの肌を外部の刺激から守ってくれます。

次第に胎脂は消えていき、新生児落屑(しんせいじらくせつ)が始まります。

これは、先日まですべすべだった赤ちゃんの肌が、脱皮をするかのようにポロポロと剥けていく現象です。

急に乾燥肌のようになりますが、赤ちゃんの成長過程で起きる自然現象なので、心配しすぎなくて大丈夫ですよ。

皮膚がむけた後から、ローションなどで保湿をしっかりしてあげましょうね。

筆者の次女は新生児落屑(しんせいじらくせつ)が少なく終わりました。

長女の時の方が全身激しく脱皮した記憶があります。その見た目のせいか、長女は保湿に注意しケアをしていましたが、次女は肌が強い方だと油断し、保湿ケアをあまりしなかったのです。

その結果、次女は肌トラブルが多くなってしまいました。新生児落屑(しんせいじらくせつ)は、お腹の中にいる時点で起こっている赤ちゃんもいるようです。

筆者のように見た目で判断せず、新生児期を過ぎたころから保湿ケアはしたほうが良いですよ。

枕の素材は綿100%やオーガニックコットン100%のものを

赤ちゃんの肌は弱く、敏感です。

特に顔周りは皮膚がうすく、かぶれが起こりやすいので枕の素材は注意して選びましょう。

合成素材や固い素材は、簡単に肌荒れを引き起こします。

綿100%やオーガニックコットン100%のもので、ふかふかしすぎていないものを選ぶとよいですね。

生まれてから買う

生まれる前に枕も揃えておきたくなる気持ちもわかりますが、赤ちゃんのタイプを確認してから、合う枕を探したほうが無駄がないでしょう。

便利枕の紹介

ドーナツ型

アリスインターナショナル エスメラルダ ドーナツ枕

枕の柄が豊富にあり、選ぶことが楽しいドーナツ型枕です。

使い方によって高さを3段階に調整できます。洗濯機洗いが可能です。

東京西川

医師がすすめるドーナツ枕として人気です。表地は肌に優しいパイル生地、裏面は通気性が良く、熱のこもりにくいメッシュ素材を使用しています。

カバーは洗濯可能、本体は手洗いができます。カラーは3色展開です。

西川産業 babypuff ドーナツ枕(中) ピンク 綿100% LMF1501302
西川産業
参考価格:¥ 1,620
OFF: 5%
¥ 1,546
Amazon.co.jp

西川リビング おやすみクール ひんやりドリームリングまくら

接触冷感性の枕なので、汗をかきやすい赤ちゃんに適しています。裏面にはパイル生地を使用しているので、夏以外の季節でも使用できます。

カバーは不要で丸ごと手洗いができますよ。

http://www.emoor.jp/fs/emoor/nl-oc-dream

ナオミイトウ 赤ちゃん用 枕 ポチョ 王冠まくら

表面生地はダブルガーゼを使用した、見た目がかわいい王冠型のドーナツ枕です。

枕の上に頭をのせると、赤ちゃんが王冠をかぶっているように見え、ママたちに好評のようです。

手洗いができます。

https://item.rakuten.co.jp/maido-selection/132-006/

ピロー型

サンデシカ はじめてのベビー枕

6重ガーゼを使用し、肌ざわりがよい枕です。

10度の傾斜がついているため、吐き戻しや鼻づまりをやわらげてくれるでしょう。

裏に滑り止め加工がついており、ズレを防止できます。

カバーは取り外し、手洗いができるので清潔に使用できますね。

バンビノ ベビー枕

低反発クッションの枕です。

絶壁、向き癖防止用に設計されています。

バンビ柄でかわいらしく、ゆったりワイドサイズ42cmなので左右の寝返りでも寝落ちることがありません。

外カバーは取り外し洗濯可能ですよ。

日本エンゼル製 高さ調節枕

枕の中に入っているビーズの量を調整することで、3段階にできます。そのため新生児期から2歳頃まで長く使用できます。

日本製で、ベビー用品老舗 日本エンゼルの商品です。

色はサックス、ピンク、イエローの3色展開で、丸ごと洗濯ができます。

https://item.rakuten.co.jp/emoorbaby/na-takasamakura/

ジェルトロン

ジェルトロンとは、液体のゲルを固めた素材で、ベビー枕の周囲のクッション部分に使用しています。

枕の中央はくぼみを持たせているので向き癖や頭の形が気になる赤ちゃんにオススメです。

ジェルトンは夏は蒸れにくく、冬は最適な温度をキープしやすい素材で、耐久性にも優れています。

手洗いもできますよ。

【ジェルトロン】ベビーまくら
ジェルトロン
¥ 3,888
ナカムラ赤ちゃん店

今治タオル 白雲 ベビーピロー 赤ちゃん用 枕

綿100%素材にこだわった今治産のタオルです。

かわいい雲のかたちのベビー枕です。後ろには腕が通しやすいゴム入りのベルト付きです。

洗濯機で丸ごと洗えること、カラーバリエーションは5種と多いのも嬉しいポイントです。

白雲 授乳まくら ホワイト BHCTP-01
森商事(Morishoji)
参考価格:¥ 2,808
OFF: 14%
¥ 2,427
Amazon.co.jp

タオル活用法

ベビー枕について、先ほど商品のご紹介をしましたが、実は枕よりタオル派というママもたくさんいます。

 使い方

  1. タオルは通気性がよく薄めのもの、また吐き戻しなどすぐ気付けるよう色は薄い色を選ぶ
  2. 高さはタオルを3つ折や4つ折にして調整する
  3. 寝返りが打てるようになったら、顔にかかったり首に巻きつかない長さのものにし注意する
  4. こまめに取り替える

まとめ

赤ちゃんの枕は種類も多く、用途もいろいろあることがわかりましたね。

自分の赤ちゃんに合った、枕を選択してあげることで、赤ちゃんの睡眠を快適にサポートしてあげましょう。