生後3ヶ月の赤ちゃんの成長の様子や過ごし方・遊び方・タイムスケジュール【看護師が解説】

3ヶ月男の子だっこ

 

生後3ヶ月にもなると、抱っこが重たくなったなと感じる方も多いでしょう。

この頃の赤ちゃんは、色々な表情を見せたり、授乳の時にキョロキョロとよそ見をしたりすることもあります。

生まれてからこれまで、一生懸命に赤ちゃんのお世話をしてきて、なんとなく生活のリズムが整ってきたかなと感じる頃かもしれませんね。

ここでは、生後3ヶ月の赤ちゃんの成長や生活リズムなど、わかりやすくお話していきます。

生後3ヶ月はどんな時期?

生後3ヶ月になるとさらにふっくらとして、出生体重の約2倍になるのでずしりと重くなります。

様々な動きや新しい表情を見せてくれるので、とてもかわいい時期ですが、ぐずることが増えるので長い時間抱っこするようになり、ママは腰痛や肩こり、腱鞘炎に悩まされることも。

赤ちゃんそれぞれにしっかりとした生活リズムができはじめ、毎日の授乳間隔や授乳回数が同じくらいなり、昼寝の時間や夜眠る時間も同じ時間帯になります。

夜間に起きなくなる赤ちゃんも増えますが、まだ3時間おきに目を覚ます子も多いので心配はいりません。

生後3ヶ月頃から夕方頃になると騒ぎ始めたり、機嫌が悪くなりぐずる赤ちゃんが増えます。

これは「黄昏泣き」や「コックリ」と言われる行動で、この時期の赤ちゃんによく見られます。

忙しい時間帯に泣かれるので、イライラしてしまうことがあると思いますが、夕ご飯は前もって準備しておいたり簡単なもので済ませるなどで上手に対処しましょう。

この行動はいずれおさまるので気長に付き合ってあげましょう。

赤ちゃんに手がかかり大変な時期は家族で協力して乗り越えるようにしましょう。

では、生後3ヶ月の赤ちゃんについて詳しく紹介します。

3ヶ月の赤ちゃんの成長

3ヶ月男の子だっこ

生後3か月の赤ちゃんの成長発達について説明しますね。

体型

生後3ヶ月の赤ちゃんは、厚生労働省の平成22年乳幼児身体発育調査によると、おおよそ次のような体型です。

しかし、出生時体重によって成長具合が違うことや個人差がありますので、この数字に当てはまっていなくても、成長曲線に沿ってこの赤ちゃんなりに増えていれば問題ありません。

心配な時には、医師に相談しましょう。

体重 身長
男児 5.12~8.07kg 57.5~66.1cm
女児 4.84~7.53kg 56.0~64.5cm

遊び

自分の手や足に気が付き、じっと見たりなめたりして遊びます。

握りやすいおもちゃを握ることもできるようになり、音が鳴るおもちゃも大好きです。

表情

生後3ヶ月頃になると、周囲に興味を示し始めます。

授乳の時やその他の時にも、何かの気配や音に反応して、周囲を見回したり、キョロキョロと目で追ったりします。

また、あやすと笑うようになります。

この頃には、視力もより発達し、親の顔や表情を見ることができるようになります。

また、見た表情を真似る能力もあります。

言葉

生後2−3ヶ月頃から、「喃語(なんご)」と言って「あー」「うー」など、意味を持たない言葉を発します。

これは、言葉の始まりと言われています。

赤ちゃんは、まだ複雑な音を発生することができません。

意味のある言葉や、はっきりとした言葉を発するのには、時間がかかりますし、個人差が大きいのです。

親ができることは、たくさん話しかけてあげること、赤ちゃんの言葉に反応してあげることです。

赤ちゃんの声をまねしたり、返事をしてあげたりしてみて下さい。

そのうちに、またその声に反応して、赤ちゃんが喃語を発して、おしゃべりのような感じになってきますよ。

3ヶ月の赤ちゃんの外出の注意点

この頃の赤ちゃんは、寝る、起きる、授乳などの大まかな生活リズムが整ってくる頃ですが、まだまだ読めないことも多いです。

赤ちゃんの機嫌を見て、おでかけできると良いですね。

お出かけのときの服装や持ち物についてお話しましょう。

服装

赤ちゃんの服装

赤ちゃんの服装は季節によって変わります。

寒いときには、足もとも忘れずに防寒しましょう。

汗をかいても、汚れてもいいように着替え一式を持っていくと安心ですね。

ママの服装

ママの服装は、授乳するかもしれないと考えて、母乳をあげている方は授乳服を着て行くといいですね。

動きやすくて、シンプルな服装が良いでしょう。

アクセサリーは、小さいものか付けないほうがいいかもしれません。

赤ちゃんは、手の力がついてきますので、うっかりとママのネックレスに手がかかって、ちぎれてしまうこともあります。

また、抱っこ紐でお出かけする場合は、ヒールの高い靴をはいていると転倒のリスクがあります。

足元が見えにくいですし、赤ちゃんに気を取られることもあります。

低いヒールの靴や、慣れている履き物で出掛けましょう。

持ち物

念の為に、母子健康手帳と保険証や乳幼児医療症などをまとめて持っていると、出先で何かあった時でも慌てずにすみます。

どれくらいの時間出かけるかにも違ってきますが、自分の物以外に下記のものが必要になるでしょう。

また、授乳室の場所やどこでお湯や水が調達できるのかなど、をあらかじめ調べておくと便利です。

よく行く場所は、メモしておくとすぐに探し出せますね。

最近は、お湯と水が手に入る授乳室もがあります。

  • 母子健康手帳・保険証・乳幼児医療証
  • おむつとおしりふき(おしりふきは小さいポケットティッシュタイプのものが軽くて便利です)
  • おむつ変えシートとビニール袋(シートはかさばるようなら、ビニール袋で代用可能です)
  • 着替え1式
  • ミルクとお湯・水(ある程度冷ましたお湯を魔法瓶に入れていくと冷ます手間が省けます)
  • 母乳瓶(プラスチックものだと安全で軽いです)
  • タオルやガーゼハンカチ
  • お気に入りのおもちゃ
  • おくるみなど

たくさんの荷物があると本当に大変です。

できる限り荷物を少なく、軽量にするためには、色々なケースは持って行かず、ジッパー付きの袋などにまとめると見やすく、バラバラになりにくいですよ。

リュックやショルダーバッグなどはお好みで。

自分の準備と赤ちゃんの準備に、どれくらいかかるのかを逆算してみましょう。

出かける直前になって、「赤ちゃんが泣き出した!」「うんちした!」などということは、よくある話です。

その時間も計算に入れて、余裕を持って準備しましょう。

ベビーカーに乗るとよく寝る子、ベビーカーに乗らない子、抱っこ紐が好きな子、色々です。

親子共にできるだけ負担なく、お出かけできるといいですね。

3ヶ月の赤ちゃんの生活リズム

3ヶ月男の子

生後3ヶ月になると、朝起きる、昼寝、夜寝る、授乳の回数など、おおよそ決まってくる頃です。

起きている時間も長く、自分の手足で遊んだり、キョロキョロと周りを見たりして、比較的ご機嫌もよく過ごせるようになってきます。

ミルクの量や間隔

授乳の間隔は、様々ですが、おおよそ3時間前後で、お昼寝が長かったり短かったりすることもあります。

「朝起きてから、午前中にもう一回寝る、昼からも1回寝る」など、時間が決まっていなくても、ある程度のパターンができていることでしょう。

ミルクの量は、下記を参考にしてくださいね。

離乳食が始まるまでの赤ちゃんのミルクの量の目安は、1kg当たり100−200ml程です。

1回の量は、1kg当たり20ml程です。

1kg当たり150mlが平均とすると、5kg赤ちゃんでは1日合計750ml、1回100ml程度の量です。

でも、飲み方に個人差があること、その日の体調によって飲む量が違うこともあります。

おおよその目安だと考えてくださいね。

排泄、オムツの替え方

肛門括約筋が発達し、便を直腸にためておくことができるようになります。

そのため、頻繁に少しずつ排便していた赤ちゃんもまとまって排便できるようになり、便の回数が減ってくることが多いです。

まとまって排便する分、横モレなどに注意しましょう。

生後3ヶ月の赤ちゃんの睡眠

生後3ヶ月の赤ちゃんの生活の様子

生後3ヶ月の睡眠時間は13~14時間くらいになり、昼夜の区別がつきはじめるので日中に起きている時間が増え、夜にまとめて眠れるようになってきます。

 

 

1回の授乳量が増えるので、夜間にあまり起きなくなり5時間以上寝る子もいます。

夜中にお腹が空いて何度か起きる子も多いので、長く眠れなくても心配はいりません。

昼寝は1~2回、30分から2時間程度の子が多いです。

夜泣きが始まる時期でもあるので、夜中にぐずぐず状態が何時間も続くこともあります。

夜泣きが長く続くときは日中の生活リズムを見直したり、朝早くに起こして朝日を浴びさたり、日中は体を使った遊びで活発に過ごすなどして、夜泣き対策をしてみましょう。

必要な睡眠時間は赤ちゃんによって少し違うので、生後3ヶ月頃でも夜中に何度も起きる子や合計睡眠時間が短い子もいます。

赤ちゃんは大人の都合で睡眠時間を削らない限り、睡眠不足になることはほとんどないので、睡眠時間が他の赤ちゃんより短いからと意地になって寝かしつける必要はありません。

今は赤ちゃんのリズムに合わせてあげましょう。

まだまだ昼夜逆転することもありますが、日中に日光を浴びて夜は部屋を薄暗くすると自然と直っていくので心配はいりません。

ぐずってばかりで睡眠時間が極端に少ない場合は、生活環境や生活リズムを見直し、生活リズムが整うような生活環境づくりをしてあげましょう。

頻繁に授乳している場合は、授乳間隔を2~3時間は保つようにし、母乳が足りず睡眠不足になっている場合は、ミルクを足して睡眠時間がしっかりとれるようにしましょう。

生後3ヶ月の赤ちゃんのお風呂

生後3ヶ月になり体はしっかりとしてきましたが、まだ体力がないのでお湯につかる時間は長くても5分程度にしましょう。

お湯の温度はぬるめに設定しましょう。

赤ちゃんも入浴は気持ちがいいので、ぐずりがおさまったり気持ちよさそうに寝てしまうこともあります。

お湯に浸かるのは意外と体力を消耗するので気をつけてください。

入浴中でも手を口に持っていくようになるので、お風呂は毎日きれいに掃除しましょう。

特に一人でお風呂に入れている場合、目を離したすきに何かを手に取って口に入れてしまうことがあるので、気をつけてください。

生後3ヶ月でも家族の協力が得られず一人でお風呂に入れるのが不安な時はベビーバスを使って体をきれいにしてあげましょう。

 

3ヶ月の赤ちゃんの1日のタイムスケジュール例

Aくん(母乳の赤ちゃん)生後3ヶ月15日

生後3ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの様子

母乳を飲むのが上手になり、回数も授乳時間も短くなって少し楽になったけれど、よくグズるので大変です。

特に夕方に激しく泣くので家事ができず夕食がかなり遅くなってしまうことがよくあります。

朝は一人遊びの時間が増えて機嫌がいい時は一人でたくさんおしゃべりしています。

夜はまだ何回かおきておっぱいを飲みます。

添い乳で飲ませると何度も起きてしまうので、布団から出て座ってしっかり飲ませるようにしています。

首のすわりが早くだいぶしっかりしてきました。けどうつ伏せがあまり好きじゃないみたいで、させるとすぐに真っ赤な顔をして暴れますが、たまーにうつ伏せがしっくりくるとそのまま寝てしまいます。

うつ伏せはまだ怖いので熟睡した頃に仰向けにしています。

Bちゃん(ミルクの赤ちゃん)生後3ヶ月24日

生後3ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの様子

夜9時になると眠たくなるみたいで、夜のミルクを飲んだらそのまま朝までぐっすり寝てくれます。

その分朝は早くに起きるけれど、またすぐ寝ることが多いです。

昼間によく泣くので抱っこをして過ごすことが多いです。

おかげで手首は腱鞘炎で痛いです。でもこんなに抱っこできるのは今しかないと思い頑張っています。

首の座りが遅いのでまだ縦抱きはできないけれど、頭を支えて縦に抱いてあげると機嫌がよくなります。

上手に支えていないと前に倒れてきて、私の肩に頭をぶつけてしまいます。家事がはかどらないので早く首が座っておんぶできないかなぁと思います。

手をパチパチと打ち合わせてあげたら、楽しそうに声を出して笑いました。うれしかったので何度もしたけれど2回くらいで笑わなくなってしまいました。

絵本を読んであげるとじーっと本を見つめて、静かに聞いてくれます。

3ヶ月の赤ちゃんの体調

3ヶ月健診

生後3ヶ月の赤ちゃんは、お母さんからもらっている免疫がまだ効果を発揮していますが、すべての病気をシャットアウトできません。

免疫を上回る病原体が入ってきたら、この時期の赤ちゃんでも発症しますので、気をつけましょう。

赤ちゃんの体調や、3−4ヶ月健診などについて、見ていきましょう。

体調や病気

体調がよければ、冬でも外に出掛けても大丈夫です。

ただ、お母さんからもらった免疫がまだある時期ですが、寒いところ、暑いところ、人混みに長時間いるのは避けたほうがいいでしょう。

この免疫はすべての病気に効くわけではありません。

特に冬は油断しないようにしましょうね。

3−4ヶ月児健診

母子健康手帳には、3−4ヶ月健診のページがあります。

これは、保健センターなどで公費で行われている健診で、無料です。

役所の担当部署から3−4ヶ月健診のお知らせが来ます。

他の健診と同様に、身長、体重、胸囲、頭囲などの測定の他、栄養状態、首のすわりなどを診てくれます。

あやすと笑うか、目の動きがおかしくないかなどの問診もあります。

保健センターなどでの健診は、3−4ヶ月、1歳6ヶ月、3歳の健診が行われます。

多くは、育児相談コーナーが設けられており、保健師や助産師が相談に乗ってくれます。

心配なことがあれば、その時に相談できますので受けましょう。

お知らせが来ますが、万が一ということもありますので、お知らせが来なければ問い合わせましょう。

3ヶ月のママの体調

授乳 母乳

産後3ヶ月にもなると、体調は良くなり、普段と変わらないようになってきています。

ただ、育児による腕の腱鞘炎や腰痛などを訴える方もいらっしゃいます。

赤ちゃんのお世話を優先して、腕が痛くても腰が痛くても仕方がないと思わず、早めに受診しておきましょう。

育児の姿勢は、身体に負担なことが多いものです。

例えば、オムツ替えは、ベビーベッドの上で中腰でしないこと、まっすぐ立つか、畳にでも寝かせて座ってするほうが腰の負担は少ないです。

まだまだ手をかけてあげなければならない時期が続きます。

自分の安楽さも考慮しながらできるといいですね。

まとめ

3ヶ月女の子

生後3ヶ月の赤ちゃんの成長や生活リズムなどを、詳しくご説明しました。

赤ちゃんの生活リズムや成長には、個人差があります。

あまり周りと比べないようにしましょう。

今の時期は、赤ちゃんが、安全にリラックスして過ごせるようにお世話が必要です。

同時に、ママの健康やリラックスの時間も必要なんです。

適度に息抜きをしながら過ごせるといいですね。