妊娠

妊娠の兆候やサイン

多くの人は生理の遅れで、妊娠に気付くことが多いです。妊娠すると体に様々な変化が現れます。その様子を紹介します。
妊娠がわかる前に薬を服用してしまったり、エックス線検査を受けてしまったりすることがあります。無用な心配を避けるためにも妊娠の可能性がある時や、妊娠を計画しているときは妊娠しても大丈夫な生活を心がけましょう。妊娠がわかる前に胸部のエックス線検査を1、2枚しても、ほとんど影響がないといわれていますが、不安を少しでも減らすために気をつけましょう。

 

高温期が続く

 

基礎体温をつけている人はわかりやすいと思いますが、妊娠していないときは排卵日から2週間ほど高温期が続き、その後月経とともに低体温期に入りますが、妊娠すると高温期が妊娠14週頃まで続きます。
高温期が続くので熱っぽく感じ、風邪をひいたかなと思うことがあります。この時風薬を服用しないように気をつけましょう。

 

つわりの症状が出る

 

胃がむかむかする、吐き気がする、今までなんともなかったにおいが気持ち悪く感じる、体がだるくて眠いなどの症状が現れるひともいます。
つわりについてはこちら

 

おりものが増える

 

ホルモンの影響で新陳代謝が活発になり、妊娠で子宮頚管が大きくなるので分泌線が増え、おりものの量が増えます。おりものの色はクリーム色です。おりものシートをこまめに替えて清潔に保ちましょう。

 

おっぱいの変化

 

ホルモンの影響で乳房が張ったり、乳首が敏感になったりチクチクとした痛みがおこることがあります。乳輪が大きくなることや、乳頭や乳輪の色が黒くなることがあります。

 

尿の回数が増える、便秘になる

 

子宮が妊娠前より少し大きくなるので、膀胱が圧迫され尿の回数が増えます。腸も子宮に圧迫され排便を妨げたり、ホルモンの影響で便秘になったりします。

 

情緒不安定になる

 

ホルモンの影響でちょっとした事で気分が落ち込んだり、イライラしたり精神的に不安定になることがあります。

 

生理が止まる

 

妊娠すると生理が止まります。環境の変化や精神状態などで生理が1週間程度遅れることはありますが、月経周期がほぼ一定の人は、生理が1週間遅れたら妊娠の可能性があるので、思い当たる人は検査薬でチェックするか、病院を受診しましょう。生理不順の人も可能性がある時は、検査薬でチェックするか病院を受診しましょう。

妊娠に関する情報や妊娠の基礎知識

切迫早産や切迫流産、妊娠中の薬についてなど妊娠中の気になる情報をわかりやすく紹介しています。
妊娠中の気になることや心配事は早めに情報を読むなどして知ることが大切です。
前もって知識がある事で悪化した時やトラブルがあった時に対処できますし、トラブルにつながらないよう心がけることが出来、安心して妊娠生活を送ることができます。

 

こちらにはいくつか妊娠する前から知っておいてほしい情報があります。ぜひ参考にして安心して妊娠生活を送れるようにしましょう。

妊娠週数別ママとベビーの様子

多くのママが妊娠に気付く頃はもう妊娠2~3ヶ月になっていて、出産までは残り7~8ヶ月です。妊娠期間は長いようで短く、お腹の中の赤ちゃんは日に日に大きくなります。こちらでは、週数ごとに赤ちゃんの大きさや発達の様子、ママの子宮の大きさなどを紹介しています。お腹の中の様子をイラストでわかりやすく紹介しているのでぜひ参考にしてください。ママのお腹の中で赤ちゃんがどのように成長しているのかを知り、安心して心豊かに妊娠生活を過ごしましょう。

妊婦健診について

月経の遅れや妊娠検査薬で陽性反応があり、妊娠の可能性があるときは、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。
健診では妊婦さんの健康状態や、赤ちゃんの成長の様子などを確かめます。妊娠は病気ではないけれど、定期的に必ず受けましょう。自分では気付かないトラブルの早期発見や、治療のために健診はとても大事です。産婦人科を受診したことがない人は、内診や検査がとても不安だと思いますが、赤ちゃんのためにも頑張りましょう。妊娠は病気ではないので、正常な妊娠経過の診察料や検査費用は自費で支払います。
母子手帳と一緒に健診費用の補助券がもらえるので、忘れないように持っていきましょう。各自治体によって補助金額は異なります。

妊婦検診のスケジュール

赤ちゃんの心拍が確認できた後は、トラブルなどがなければ、7ヶ月まで4週に1回です。8ヶ月頃は2週に1回で、臨月は毎週になります。妊娠後期に検診回数が増えるのは、早産や妊娠高血圧症候群症の兆候を早目に察知するためです。

 

臨月は赤ちゃんの状態や母体の状態、子宮口の開き具合などをチェックするため毎週になります。具合が悪い時や体調の異変を感じた時は、次の健診を待たずに受診しましょう。最近は産科の減少で、大変混みあっている病院が多いですが、異常や心配事があるときは遠慮せず、電話で相談したり受診するようにしましょう。

 

月数 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 7ヶ月 8ヶ月 9ヶ月 10ヶ月
週数 4~7 8~11 12~15 16~19 20~23 24~27 28~31 32~35 36~39
健診の

回数

4週に1回 2週に1回 毎週

妊婦健診を受ける時の格好(服装)と持ち物

妊婦健診では内診(医師が膣を触診すること)や超音波検査を受けることがあるので、服はスカートや前開きの物など、すぐに脱ぎ着しやすい格好にしましょう。内診する時は他の患者さんから見られることはありませんが、トップの丈が短い場合、下半身が見えやすいので、恥ずかしい時はスカートやトップの丈が長めのものにするといいと思います。

 

血圧測定や採血もあるので、腕が出しやすいものにしましょう。足を触診し浮腫を調べることもあるので、タイツなどは避けましょう。体は清潔にして、化粧は顔色がわかる程度の薄化粧で、香水は付けないようにしましょう。
持ち物は健康保険証、現金、母子手帳、診察券、健診代の補助券。初めて受診するときは最終月経日や、病歴などをメモしておくといいと思います。基礎体温をつけている人は記録表も。次の健診までに心配事や質問があるときは、メモをしておくといいと思います。

 

妊婦健診は待ち時間が長いことが多いので、本を持っていくと暇つぶしになります。待合室では飲食はしないようにし、携帯の使用を禁止されている時は必ず電源を切り、通話はもちろんメールの送受信も絶対にしないようにしましょう。使用可能でも他の患者さんや妊婦さんの、迷惑にならないようにマナーモードにし、通話する時は待合室から出るようにしましょう。

 

つわりで気分が悪い妊婦さんや、貧血や臨月、切迫早産などで立っているのがつらい妊婦さんもいるので、席がない時はつめて座るか、席を譲り合うようにしましょう。

 

妊婦健診の詳しい情報は下記のページにあります。
病院や妊婦さんの状態によって異なることもありますが、参考にご覧ください。

妊娠中の体重管理

妊娠中はホルモンの影響で体重が増えやすくなり、食欲も増加するので体重が増えやすいので、増えすぎてしまわないように体重をしっかりと管理する必要があります。体重が急激に増えすぎると様々なトラブルの原因になります。トラブルはママだけでなく赤ちゃんにも影響が出たり、産後の母体にも影響が残ることがあるので、自分の目安を知り上手に体重管理をしていきましょう。

体重の増加に伴うトラブル

  • 妊娠高血圧症候群症や糖尿病などの合併症になりやすくなる
  • 妊娠線や静脈瘤ができやすい
  • 安産道に脂肪が付き難産になることもある
  • 産後に体重が戻りにくい
  • 腰痛や膝の痛みなどがでやすい

妊娠中の体重増加の目安

予定日頃には赤ちゃんが約3kg、胎盤、羊水、おっぱいや子宮が大きくなった分、血液、体内水分の増加量などを合わせると7~8kg程度になるので、妊娠前に標準体重だった人は約8~10kg、太り気味の人は約5~7kg程度の増加を目安にしましょう。やせ気味の人は約8~12kgの増加が目安ですが無理に、12kgも太らなくてはいけないという訳ではないので、赤ちゃんが順調に育つくらいの栄養がしっかりとれていれば問題ないです。

BMI値で自分の目安を知りましょう

BMI=体重(kg)÷身長(m)2
(下記に身長と体重を入力するとBMI値が自動で計算できます。)


身長:

cm

体重:

kg

BMI:


判定:


肥満率:

%

理想体重:

kg

区分 BMI値
肥満 25.0以上
肥満ぎみ 24.0以上、25.0未満
正常 20.0以上、24.0未満
やせぎみ 18.5以上、20.0未満
やせすぎ 18.5未満

妊娠中の各時期に注意する点

妊娠初期

 

妊娠したら今までの食生活を見直しバランスのとれた食事を心がけ、つわりの症状に合わせて食事をコントロールしましょう。

 

妊娠中期

 

つわりが終わるとともに食欲が沸いてくるので食べすぎに注意。バランスのとれた食事を心がけ、妊娠が順調な人は適度な運動でエネルギーを消費しましょう。

 

妊娠後期

 

お腹が大きくなると動くのがおっくうになり、だらだらとしてしまい運動不足になりがちですが、無理のない程度に動き、間食や食べ過ぎに注意し、バランスのとれた食生活を最後まで続けましょう。

妊娠中の不快症状や体の変化

妊娠をするとホルモンバランスの変化や体形の変化により、体の様々な部分に不快症状やトラブルが現れます。
こちらではその不快症状やトラブル、体の変化について原因や改善方法などを紹介しています。

 

不快症状が妊娠による症状だとわかることで、気持ちも少し楽になり解決方法や対処方法が見つかることもあるので、ちょっとした不快症状でも記事を読んで参考にしていただければと思います。

 

不快症状の原因を知りうまく対処し妊娠生活を楽しく過ごしましょう。
症状がひどい場合やトラブルが解決されずつらい時は、早めにかかりつけの医師に相談してみましょう。

切迫早産・早産とは

早産とは妊娠22週以降、37週未満で赤ちゃんが生まれてしまうことを言い、切迫早産とはその間に生まれてしまいそうになることを言います。

早産になるのは全妊娠中の約5~7%です。

妊娠22週以降であればほとんどの場合赤ちゃんは無事元気に育ちますが、正期産まで1日でも長くママのお腹の中で育つのが1番なので、早産の兆候を見逃さないようにしましょう。

切迫早産・早産の原因

流産は赤ちゃん側の原因で起こることが多いですが、早産はママ側の原因で起こることが多いです。

早産の原因はいくつかあり病的な要因として主なものは子宮筋腫、子宮頚管無力症、妊娠高血圧症候群症、前置胎盤、子宮の奇形などがあり中でも子宮頚管無力症が一番多いようです。

病的以外の主な原因としてはストレスや感染症などがあります。

感染症が原因で早産になるケースが多いようです。

最近では妊娠中も仕事を続ける人が多く、仕事での疲れなどが原因で子宮収縮が起こりやすくなり、早産の原因になることもあります。

過度のショックや不安などがストレスとなり、早産を引き起こすこともあるので、安定期に入ったからと安心せず、うまくストレス発散させ疲れたら横になるようにして、体に無理のない生活を心がけましょう。

感染症は細菌やウイルスに感染し、子宮にまで達すると子宮収縮が起こり、早産になる可能性があります。

そのほかに外傷やたばこの喫煙、多胎妊娠なども早産の原因になります。

切迫早産・早産の兆候

お腹の張り、お腹の痛み、出血、破水などが主な兆候です。

妊娠後期になると早産でなくても、お腹が張ることもあります。

横になって張りが治まる場合は、あまり心配いりませんが、張りが続いたり強くなってきたら、すぐに病院に連絡するか受診しましょう。

張りがなくても破水や出血することもあります。少量の破水でも早産になってしまうこともあるので、おりものが生臭いときや、水っぽいとき、止まらないときなどいつもと様子が違ったら、すぐに病院に連絡するか受診しましょう。

破水した時は細菌感染の恐れがあるので、お風呂やシャワーは控えましょう。

大量出血の場合は前置胎盤や常位胎盤早期剥離などの可能性もあります。

早産の兆候は上記の他に背中や腰の痛み、胎動の減少などの症状があります。

いつもの様子がおかしいなと感じたら病院に連絡するか受診しましょう。

切迫早産になってしまったら

切迫早産と診断されたら医師の指示に従い対処しましょう。

切迫早産は安静が第一です。
症状によって入院での治療か自宅安静になり、入院の場合は子宮収縮抑制剤などの点滴や薬の服用で治療し、ベッドで安静にして過ごします。

自宅安静の場合も安静を心がけ無理のないように過ごします。

薬を服用することもあります。少しでも異変があったらすぐに病院に連絡するか受診しましょう。

破水を起こし子宮の中の状態がよくない場合は赤ちゃんを取り出すこともあります。

症状が落ち着き医師から許可が出れば普通の生活を送れますが、できるだけ無理をせず過ごし、激しい運動などは避けたほうがいいと思います。

早産になってしまったら

赤ちゃんが正期産より早く生まれてしまうと、体の機能が未熟なためほとんどの場合保育器に入ります。

生まれて1週間以内に、呼吸がうまくできない、感染症にかかりやすい、体温が保てないなどトラブルが起こることが多く、妊娠週数が少ないほど起こりやすいです。

体重が2,500グラムあっても、正期産に2,500グラムで生まれた赤ちゃんにに比べると、体の機能は未熟なので、1日でも長くママのお腹の中にいることがいいのです。

妊娠34~35週頃に赤ちゃんの呼吸機能が完成するので、それより前に生まれてしまった場合は、自分で呼吸ができるまで人工呼吸器をつけたり、酸素を送ってもらったりします。

ママや赤ちゃんの状態によりますが、個人病院などでNICUがない施設で早産が予測される場合は、母体搬送または新生児搬送でNICUのある病院に転院します。

赤ちゃんの体重が1,500g未満の場合NICUで治療が行われます。

最近では医療の発達により1,000g以上あれば約9割の赤ちゃんは無事育ち、2,000g以上あればそのほとんどは通常の赤ちゃんと同じように育つそうです。

出生体重による区別
2,500g未満 低出生体重児
1,500g未満1,000g以上 極低出生体重児
1,000g未満 超低出生体重児
妊娠週数による区別
妊娠28週未満 超早産児
28週~36週6日 早産児

子宮頚管無力症(しきゅうけいかんむりょくしょう)

子宮頚管は膣と子宮の間にあり、出産時は柔らかくなって開き産道になる部分で、妊娠中はしっかり閉じていて、赤ちゃんを支えています。

子宮頚管無力症とは、この子宮頚管が何らかの原因で開いてしまい、流産や早産になってしまう病気のことです。

子宮頚管無力症と診断されると、開いてしまわないように子宮頚管をテープで縛る手術を行います。

正産期になったらテープを外し、自然にお産が始まるのを待ちます。

手術後も無理のない生活を心がけましょう。

医師から安静の指示があった場合は、指示に従い安静にして過ごしましょう。